記者会見事例(企業発表)

東京銀座メディアブリッジコンサルティング(MBC)では、テレビ、新聞、雑誌、ラジオから、ウェブ媒体にいたるまでの記者会見の企画から開催までをすべてサポートする「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」を提供しております。ここでは、MBCのこのサービスを利用していただいた一例として、2008年1月16日に東京江東区スタジオコーストにて開かれた「株式会社深井環境総合研究所」の記者会見および公開燃焼実験についてご紹介いたします。この「株式会社深井環境総合研究所」記者会見はMBCが企画運営をサポートしたものですので、当社の「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」を利用していただいた場合に、どのようなパフォーマンスが期待できるかをご想像いただく一例としてご紹介したいと思います。

日本韓国でのダブル記者会見

今回の「株式会社深井環境総合研究所」の記者会見は、日本と韓国でほぼ同時に記者会見をするという大変難しい案件でした。2007年11月26日に韓国・ソウルのソウルガーデンホテルにて、2008年1月16日に東京江東区のスタジオコーストにて開催されたものでした。今回は単純な記者会見ではなく、「株式会社深井環境総合研究所」が誇る新エマルジョン燃料「FUKAIグリーンエマルジョン燃料」の燃焼実験をマスメディア及び公に公開するという、非常に大規模な企業技術のお披露目の意味合いを強くしておりました。本来ならば韓国と日本両国で同時タイミングでの公開実験ができればよかったのですが、記者会見に臨む技術者や当日のプレゼンテーターでもある「株式会社深井環境総合研究所」社長のスケジュール等理由が重なり、残念ながら多少の日にちをずらしての会見となりました。とはいえ、その仕掛けや準備などの裏側は大変なものがありました。もちろん、苦労をした分だけの見返り(報道露出量)を得たのは言うまでもありません。

記者会見に公開実験を加えて「実際に見てもらう」事を最重要視

当社では「エマルジョン燃料」という、一般的にはあまり聞きなれない商品を扱っています。「エマルジョン燃料」とは燃料油(重油や灯油・軽油・廃油等)に水と界面活性剤を添加し、機械的に攪拌してオイル中に水を分散させた燃料のことです。窒素酸化物や粒子状物質 (PM) の発生を抑え、内燃機関が排出するガスがもたらす環境負荷を低減させる効果がある、といわれる燃料の事で、こういった複雑な商品に関してはマスメディア記者にプレスリリースといった文章だけで理解をしてもらうことが難しいのが現状です。結果、「実際にエマルジョン燃料というものがどういうものが見てもらう」という仕掛けが重要になります。そのため、単なる記者会見から、大幅に企画内容を拡大して、燃焼公開実験+記者会見というスタイルに方向性の舵をとりました。

「株式会社深井環境総合研究所」のエマルジョン燃料(FUKAIグリーンエマルジョン燃料)の新規性を理解してもらうためには、同社が開発した特殊な水(エネルギー転換機能水)を使い、油燃料と50:50の割合で混合させた上で、油燃料のみ100%燃焼をさせたケースと比較しながら、そのエネルギー発生量/質についての結果を披露する必要があります。文字通り燃焼実験が必要になります。そして、燃焼公開実験を行うからには、記者会見に適したパブリックな場所で、尚且つ、実験専用の巨大ボイラー数基を使い、まるで巨大なジェットエンジンを展示するかのような、(消防安全問題上)危険性を伴う可能性がある実験が可能になる場所を探さなくてはなりませんでした。通常の記者会見は、マスコミ記者にとって足を運びやすい、都心のホテルや記者クラブ等で行われることがほとんどです。しかし今回は、件のような縛り条件があるため(そしてなにより、記者会見及び公開燃焼実験に参加して頂く人々の安全確保を最重要視するため)、記者会見会場の選定には、若者に人気があるクラブで有名な東京江東区のスタジオコーストが選出されました。もちろん、会場責任者の方には燃焼実験という企画コンセプトに賛同頂き、消防法等をクリアするために関係役所との交渉も完璧に済ませます。こういった、特殊な記者会見ニーズへのソリューションとして、「実際に見てもらうことが出来る場所選び(及びその交渉)」も、MBCのような記者会見サポートのプロフェッショナルには基本的に必要とされる仕事能力であるといえます。

記者会見を前半と後半に分割し、その間に公開燃焼実験を挟みこむ

今回の記者会見では「実際に燃焼結果を見せること」に力を注いだわけですが、その結果から言いますと、日本の記者会見のみで総勢60社以上の主要マスメディア媒体の記者、ディレクターに皆様にお集まり頂くことに成功いたしました。記者会見を開いたタイミングが、石油燃料費の記録的な高騰という、まさに我々が発表をしようとしていたエマルジョン燃料の利点(環境にやさしい次世代の省エネルギー)を公表するのに、ベストタイミングだったという追い風もありましたが、事後のアンケートによると、やはりエマルジョン燃料というものが燃焼するシーンを、「自らの目で確かめてから記事・番組にしたい」と考えるマスメディア関係者の方が多いだろう、という我々の予想が見事に当たっておりました。当日のプログラムとして、1.「記者会見前半(クライアント企業社長による新型エマルジョン燃料の構造説明と専門家の分析結果発表」 2.「会場外に設置した特別ステージ上にて燃焼実験」 3.「記者会見後半(実験内容の詳細説明及びマスメディア記者様との質疑応答等)」という変わった構成にさせて頂きました。実際の燃焼実験を記者会見の前半と後半でサンドイッチすることにより、マスメディア記者の方々の会見内容理解を、より深めてもらおうという意図になります。

報道連鎖で8億円の受注結果に結びつける

結果的に、記者会見当日には60社以上のマスメディア記者の皆様にご参加をいただく事に成功をし、それらの媒体には取材記事が無事掲載されたわけですが、このように当日記者会見に参加して頂いたマスメディア媒体だけで取材が終わるわけではありません。MBCがしばしば使う言葉であり、クライアントに対するお約束として「報道連鎖の引き起こし」とステージがあります。呼んで字の如くではありますが、報道記事が更に別の報道記事を呼び、最終的には大きな連鎖報道のうねりとなって、大変大きなパブリシティインパクトを獲得することが出来るという現象のことです。今回も「記者会見取材媒体の記事を見たのですが」という問合せが多数舞い込み、報道連鎖への橋渡しに成功いたしました。また、MBCとクライアント様の立場としては、是非とも今回の記者会見に来て頂きたかったにも関わらず、先方の都合でどうしても参加を見送らざるを得なかった媒体やテレビ番組が存在します。今回の記者会見ではテレビ東京系列経済番組、雑誌フォーブス日本版などがそういった媒体に当てはまるのですが、そういった「当日都合がつかない良質媒体」に対しては、記者会見終了後にフォローアップアプローチをかけていくことで、再度取材獲得のチャンスが訪れます。今回も、参加媒体、不参加媒体のリストを詳細分析した後、影響力のある不参加媒体に関しては、後日、MBCのPRスタッフが訪問型プッシュ営業(メディアキャラバン)を実施することで、後追いの取材を何本も獲得することが出来ました。

このように、記者会見を機軸とするPR活動を、たった1回イベント当日だけの活動に制限することをやめて、アフターフォローアップを混ぜながら綿密実施していったことで、「株式会社深井環境総合研究所」には、マスメディア媒体記事・番組を見た一般企業関係者から大量の問合せが舞い込み、短期間で8億円を越す受注へとつなげることに成功いたしました。MBCの提供する「記者会見/プレスイベント企画運営サービス」では、記者会見のプロフェッショナルであるスタッフが、マスコミ記者の誘致から配信情報の対策、および実際の記者会見の会場設定までの成功する記者会見に必要な要素をしっかりとカバーいたします。無料のご相談およびお見積もりを承っておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。


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